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昨年暮れブロニスワフ・ピウスツキの孫、木村和保氏が亡くなりました。
また、今年は没後105年、旧ポロトコタンにピウスツキ記念像が建立されてから十年になります。
ブロニスワフ・ピウスツキ(1866-1918)は、樺太に流謫され19年の歳月を極東で過ごしアイヌ・ニブフ・ウイルタなど極東先住民研究に従事し、この分野では草分けと評価されています。
1980年代半ばに北海道大学がピウスツキの収録した蝋管の音声復元に成功し、「アイヌ民族の最古の肉声」の復元が話題になりました。
二人の講師をお迎えし、このポーランドの優れた民族学者の遺したものについて考えます。
講演Ⅰ「ブロニスワフ・ピウスツキが集めたアイヌの衣類」佐々木史郎(国立アイヌ民族博物館)
ブロニスワフ・ピウスツキはサハリン滞在中や北海道調査で多数のアイヌ民族関連の資料を収集しています。その中には衣類や繊維製品がかなりの量で含まれていますが、それらには当時の優れた織り、編み、縫製、刺繍の技術と美的センスが輝いています。サンクトペテルブルク、ユジノサハリンスク、ウラジオストクなどの博物館に収蔵されているピウスツキ収集の資料を紹介しながら、それらの資料をアイヌの文化復興にいかに活用すべきかについて考えます。
講演Ⅱ「ピウスツキが来たころと、その後の樺太アイヌの歩み」田村将人(国立アイヌ民族博物館)
1902~05年、ピウスツキはロシア帝室科学アカデミーの委嘱によりサハリン南部でアイヌの村落を訪ねて言語や文化の調査を行い、多くの成果を残しました。1905年ポーツマス条約によってサハリン南部が日本領となり、樺太アイヌは日本国民となり、1945年以降ほとんどが北海道へ移住しました。ピウスツキが残した資料とともに、樺太アイヌがたどった20世紀前半の歴史と社会状況についても考えます。
○アフタートーク(感想、質疑応答など)
(謝辞)この度、株式会社三菱UFJ銀行様から(同行札幌支店とは別に)銀行本部の社会貢献活動の一環として実施される『役職員自身が企画実施する社会貢献活動』の取組みの一つとして、弊会の活動に対し50万円のご寄付があり、その一部を当講演会に活用させて頂くことになりました。篤く御礼申し上げます。当日は寄付金贈呈式が予定されています。
日程 |
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開催場所 | 札幌エルプラザ |
開催場所 補足説明 |
4F 大研修室 |
住所 | 札幌市北区北8条西3丁目28 |
主催者名 | 北海道ポーランド文化協会 |
公式HP | http://hokkaido-poland.com/ |
料金 |
無料
備考 どなたもご参加いただけます。定員60人、先着順(予約推奨) |
お問い合わせ |
担当者名 : 北海道ポーランド文化協会(安藤) 電話番号 : 080-4071-0956 email : hokkaidopolandca@gmail.com |
差出人:大通り情報ステーション mail@sapporo-info.com
宛先 @
差出人:大通り情報ステーション mail@sapporo-info.com
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