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書道・文学・写真 ESQUISSE GALLERY Vol.212 「シマフクロウの聲がきこえる。」 田中 博 /シマフクロウのこと展

書道・文学・写真 | 写真

「シマフクロウ」のこと

シマフクロウは世界最大級のフクロウで、頭から尾の先までの全長は70センチメートル、翼を広げた長さは180センチメートル、体重は4キログラムを超えます。
シマフクロウの分布は世界的にも限られていて、アジアの北東部で日本、中国、ロシア極東となっています。日本では北海道にのみ生息し、世界的な生息域として北海道は南限になります。
かつては北海道全域に分布していましたが、現在では十勝地方、知床半島、根釧地方、日高地方などの一部の森林に棲息し、そのすべての生息数の4割程度が知床半島です。

シマフクロウは1971年に国の天然記念物に指定され1984年から国で保護事業が始まり、その後絶滅危惧種と定められました。
一時は70羽程度にまで減少したと言われていますが、30年以上にわたる保護活動の努力の結果、徐々にその数を増やし、現在は140羽程度となりました。

シマフクロウは自分で巣は作りません。広葉樹の樹洞を利用して巣穴としますが、大きなシマフクロウの親が巣の中で卵を温めたり、子供に餌を与えたりといった子育てを考えると、
かなり大きな樹洞でなければなりません。その広葉樹が巣穴となる大径木となるには100年以上かかると言われています。

シマフクロウの生息環境の現状は、現在の北海道では安心して生活できる森は限られています。これらの生息地はそれぞれが分断され孤立しています。
若鳥が成鳥まで育ったとしても親元を離れて行く場所がありません。さらに主な食料となる魚も減少しています。
生息環境となる森や川は穏やかではありますが環境省が中心となって日々改善が進められています。

シマフクロウのことを知る事は、自然の尊さや未来を考えるきっかけともなるのです。



「シマフクロウ」に関わってきて

長年、シマフクロウに関わって感じたことです。北海道内で「シマフクロウ」という名前は知られています。ですが、
何を食べ、どんな子育てをして、どのような生活をしているかなど、シマフクロウの生態に関しては広く知られている訳ではありません。
そこで、より多くの方々にシマフクロウのことについて知ってもらいたく、2016年(平成28年)4月「シマフクロウの聲がきこえる。」
(共同文化社)と言うシマフクロウの写真集を刊行しました。
国の天然記念物で絶滅危惧種のシマフクロウの気高さや圧倒される姿など一年を通しての、ありのままの姿を収めた写真集です。
シマフクロウを通じて、自然の尊さ、大切さに関心を持ってもらい、子供達の環境教育や自然保護の啓発につながればと思います。

田中博





◎作家プロフィール

田中 博 (Hiroshi Tanaka)

1949年  北海道東川町に生まれる。
大雪山国立公園の麓、豊かな田園地帯の中で育つ。
1970年  旭川市職員となる。
1990年  勤務の傍ら北海道の動物や自然風景を撮影し始め、シマフクロウと出会い観察を始める。
1991年  本格的にシマフクロウの撮影を始める。
2006年  旭川市退職。
2009年  6年の撮影活動休止期間を経て、活動再開。
現在ビデオにて風景映像の制作をしている。
旭川市在住。

日程
  • 2018/04/12(木) ~ 2018/05/08(火)
    開催時間:12:00~24:00
    ※水曜定休、4/24臨時休業
    ※日祝は21:00まで
開催場所 CAFE ESQUISSE
住所 札幌市中央区北1条西23丁目1-1
メゾンドブーケ円山1F
お問い合わせ

担当者名 : CAFE ESQUISSE(カフェ エスキス)

電話番号 : 011-615-2334

email : info@cafe-esquisse.net

差出人:大通り情報ステーション mail@sapporo-info.com

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